肌が喜ぶ保湿成分

天然保湿因子と細胞間脂質とは何?

肌のキメは、肌内(※)がみずみずしく潤った状態でこそ作られるもの!
※肌内とは角質層内のこと。

皮膚と角質層の構造図

潤いを保つ役割を果たしているのが、角質層内にある天然保湿因子(アミノ酸他)と細胞間脂質(セラミド他)です。

そして水分の蒸発を防ぐ皮脂膜(天然クリーム)が表面を覆って、肌の美しさを形成します。

この章では、健康な肌を保つためになくてはならない天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質(セラミド)の役割について解説します。

また、20代をピークに年を重ねるごとに減少する天然保湿因子(アミノ酸他)と細胞間脂質(セラミド他)、これを食い止めるスキンケアを紹介してます。

角質内の保湿成分

角質層内には、「天然保湿因子(NMF)」と「細胞間脂質(セラミド)」と言う保湿成分が存在しています。

死んだ細胞が何層も積み重なってできた角質層は、自ら水分を保持する能力がありません。枯葉が15枚から20枚重なっているようなものです。

でも角質層内には20%~30%の水分があり、これは天然保湿因子や細胞間脂質が、水分を捕まえているからこそできる保湿維持。

枯葉をイキイキと生きているような葉っぱに甦らせるのが、天然保湿因子と細胞間脂質なのです。

新鮮な葉っぱ

天然保湿因子とは

「天然保湿因子」は、Natural Moisturizing Factor(ナチュラル モイスチュアライジング ファクター)の頭文字をとって、別名「NMF」とも言われています。

組成は下記のグラフの通り、アミノ酸が最も多く、PCA、尿素などもアミノ酸代謝物であり、これらを含めると約60%がアミノ酸類となり、その他にミネラル、乳酸塩などが含まれています。

天然保湿因子の組成グラフ

天然保湿因子(NMF)が角質細胞内に存在することで水分バランスが整い、ふっくらした透明感のある角質細胞になるのです。

天然保湿因子(NMF)のイメージ

天然保湿因子(NMF)は、水分保持だけを担っている訳ではありません。肌の生れ変わり「ターンオーバー」にも必要不可欠な代謝成分なのです。

身体の代謝にアミノ酸、ビタミン・ミネラルが必要なように、角質の新陳代謝にもアミノ酸、ビタミン・ミネラルが必要という訳です。

細胞間脂質とは

角質細胞の隙間に存在する細胞間脂質、保湿力がナンバーワンで、水分を挟み込んで逃がさない特長があります。

また細胞間同士を糊のように引っ付ける機能性がある保湿成分。

組成は下記のグラフの通り、主成分は7種類からなるセラミドが50%、その他に遊離脂肪酸20%、コレステロールエステル15%、コレステロール10%、糖脂質5%となっています。

細胞間脂質の組成円グラフ

細胞間脂質は、水に混じりやすい親水基とアブラに混じりやすい親油基という特性を兼ね備え、 角質層内では規則正しく並び、水層と脂層が何層にも重なりあう「ラメラ構造」(下記の解説図)という形成をなし、水分を保持しています。

細胞間脂質(セラミド)が作るラメラ構造

角質層は死んだ細胞、細胞間脂質の粘着性がなければ細胞同士が整列しません。

セメントのような働きがあるからこそキメは整い、肌のバリア機能も強化されるのです。

減少する天然保湿因子と細胞間脂質

20代をピークに年を重ねるごとに角質層内では天然保湿因子や細胞間脂質は徐々に減っていきます。

肌のキメがだんだん粗くなっていくのはこのせいでもあります!

加齢と老化

この速度を少しでも遅らせることが真のエイジングケアとなるのです。

ターンオーバーを整えること

天然保湿因子や細胞間脂質は角質が生まれ替わる「ターンオーバー」によって生成されます。

ターンオーバーの解説図

ターンオーバーを整えるスキンケア

洗い過ぎない
角質層内にある天然保湿因子や細胞間脂質はメイクや汚れと一緒に洗い流されてしまいます。
奪われる度に緊張とストレスを与える、洗い過ぎは肌にとっては刺激そのもの。

角質ケア洗顔は毎日する
古い角質は毎日発生しますので、その日に処理するようにしましょう。

天然保湿因子・細胞間脂質に近い成分を補う
18種類のアミノ酸や天然セラミドを補いましょう。

具体的なスキンケアは、こちらの「ターンオーバーを整えるには」をご覧ください。


文責:スキンケア化粧品の営業歴29年
シルキーズ代表 新井貴信