更新日:2021年7月13日
シルクパウダーでより美しい肌を目指そう
SILKのWebでは2005年2月から2021年6月まで、野蚕シルクパウダー100%のフェイスパウダーを販売してきました。
残念ながら発売元の関係でご提供できませんが、16年間販売して培った経験と知識を元にシルクパウダーを活用したスキンケアを提供できればと思い、この記事を書きました。
ぜひ参考にしてください。
シルクパウダーは色々なタイプがある
見た目は白っぽい粉、製品にもシルク粉末100%と記載してありますので、どれも同じようと思われるでしょうが実は違います。
原料となる蚕が違います。例えば家蚕と野蚕の違いであったり、蚕や繭の飼育方法でとれる生糸のアミノ酸構成が多少違ったりもします。
さらに製造方法の違いです。フィブロインのみからできたパウダーであったり、セリシンとフィブロインを含むパウダーである場合もありますし、パウダー化にする製法にしても、繊維を化学薬品を使って溶かしから凍結乾燥したもの、繊維そのものを物理的に粉砕しているものもあります。
このように同じシルクパウダーに見えても加工方法が様々で、使用感、スキンケア効果に違いを感じておられる方が多かったことを販売を通して実感しておりました。
一番ベストな選び方は、セリシンとフィブロインを含むもの、そして繊維のまま粉砕加工したシルクパウダーです。
シルクはセリシンとフィブロインという2つのタンパク質からできてますが、アミノ酸構成が違うことからほんの少し使用感に差があることをお客様は繊細に感じ取っておられました。
ただ「シルクパウダー」と検索して製品が見つかったとしても、詳しく説明したwebサイトがない場合もありますので、その時は問い合わせフォームから質問して確認してみてください。
・原料は繭から直接からとれた生糸ですか?
(生地のハギレを使用している場合もある)
・粉末にする製造方法を教えてください
・セリシン、フィブロインは含まれていますか?
(フィブロインのみの方が多い)
繊維を粉砕した製造工程の方がよりシルクの風合いが楽しめると思います。
シルクパウダーを載せると美しく見える
1、シルクの軽いソフトタッチが心地良い
2、肌と同じアミノ酸で密着度は抜群
3、シルクの光乱射で透明感のある仕上がり
4、シルクの保湿性で肌の乾燥を防ぐ
5、シルクの放出性でテカリを防ぐ
白浮きすることなく数分後にはシルクパウダーが水分を吸収して半透明化!
肌に吸い込まれるような密着感、そして光を乱反射・吸収して透明感のあるシルク肌を演出します。
オールシーズン、すべての肌質に!
肌の調子が乱れがちな春や秋のスキンケアに!
夏は化粧崩れやテカリ予防、毛穴、皮脂、紫外線対策に!
冬はシルクの保湿効果で乾燥しないルースパウダーとして!
すべての肌質OKですが、特にアブラ症の方、敏感肌の方におすすめ!
シルクパウダーの色々な活用術
販売を通して感じたのは、ファンデの後のフィニッシュパウダーやおしろいとして利用される方が多いこと、そしてナイトパウダーとして活用される方も目立ちました。
ですが私が一番おすすめしたい活用術は下地用です。
理由は毛穴の生理機能を保護して角栓予防や皮脂コントール、そして毛穴洗浄に役立つからです。
シルクパウダーは繊維を粉末にしたもの。繊維には吸収と放出性がありますが特にシルク繊維は長けています。さらに抗酸化作用がありますので黒ずみ予防にもなります。
朝のスキンケア
1、洗顔後はいつも通り化粧水をつけます。
2、次にシルクパウダーを載せます。ここはブラシではなくパフがおすすめです。できるだけ毛穴にシルクパウダーが入り込むようにします。
3、下地をつけ、あとは通常通りに。フィニッシュパウダーにもご活用ください。
4、帰宅後、クレンジングや洗顔料でも毛穴の汚れは取れると思いますが、シルクパウダーによる吸着性でより効果的に毛穴に負担をかけることなくきれいにすることが可能です。
夜のスキンケア
お風呂上りに化粧水をつけたあとにシルクパウダーを載せます。ここでもパフをおすすめします。
帰宅後の洗顔と同じで、翌朝の洗顔にも効果を発揮します。
但し水洗顔ではなく洗顔料をつかった朝洗顔をしましょう。
このように繊維質の特性を活かせば、肌、毛穴、皮脂腺に負担をかけずに毛穴ケアができます。毛穴目立ちでお悩みの方はぜひこの方法を取り入れてください。おすすめです。
バリア機能が弱ったアブラ症敏感肌にも
シルクは肌に近い繊維で、保湿、皮脂コントール、紫外線カット、酸化予防、菌を増殖を抑えるなどの作用があります。
文責:スキンケア化粧品の営業歴30年
新井貴信