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化粧品の防腐剤

平成4年頃から無添加基礎化粧品の営業をしていると、どこのお店でも聞かれるのが「防腐剤」のことでした 。

無添加=防腐剤カットのイメージがあり、

「どうしてこの化粧品は腐らないのですか?」

この質問が結構ありました。


当時は、防腐剤と言えば「パラベン」という成分が代表的な成分でした。

これは旧厚生省が化粧品の表示指定成分(102種類)として定められた成分の一つです。

で、当初の返答では、

「天然成分の防腐効果を利用して品質の安定をはかっております。」

と答えていたのです。

でも化粧品のことをよく勉強しておられるお客様は、「防腐剤なしで品質安定はありえない」と色々なところで言われた記憶があります。


私も社内研究では天然成分の働きを利用しているので防腐剤(パラベン)は無添加と教わったのでそのまま返答しておりましたが、営業を重ねて行くとだんだん本当に防腐剤は無添加なんだろうか?

と疑問に思うようになりました。


会社側に「この◇◆◇化粧品の全成分の配合表を教えて下さい」と要望しましたところ、「これはこの製品のノウハウだから絶対にもらさないように」「ある料理屋の秘伝の味と同じ意味だから」といわれたのです。

その時はなるほどと思いました。

今現在は、化粧品に配合されている成分は全て表示しなければならない規定になっておりますが、当時は配合成分の表示義務(指定成分以外)はなく、企業がイメージ宣伝したい成分だけ表示してもよかったのです。


例えばシルク無添加化粧品と謳いたい場合は容器に「シルク配合」といったかんじです。

で、会社のマル秘資料の配合成分を調べていくと「フェノキシエタノール」という成分が入っていたのです。

この成分を調べて見ると、「防腐剤として利用される」と解説してあるではありませんか!!!


それを知った時はショックで愕然としました。

えぇ~~~今までうそついて営業していたのでは!そんなことが頭をよぎったのです。

改めて私の知識の無さを実感した次第です。(ちょっと会社の姿勢にも疑問が・・・)


それがとらうまとなって、自立する時は色々な化粧品メーカーや製造元に防腐剤に関しての情報を聞きまわりました。防腐剤は配合しないといけないのか?など


結果はどこも同じです。

「防腐剤は必要です」と!

化粧品業界で、防腐剤も全てカットした完全無添加です!

っと謳っている企業さんはちょっと疑いますねー!


パウダーなどの粉末タイプは確かに水分もなく腐らないと思いますが水分が多い液体製品は腐りやすいです。

ましてや化粧品は未開封の状態で3年以上は品質安定しないといけません。

もしくは小包装して1.2回で使い切る化粧品なら防腐剤無添加も考えられますが、私の個人的意見として小包装の化粧品にも防腐剤は含まれていると思います。


キャリーオーバーの逃げ道で!

キャリーオーバーについては次回に説明できればしたいと思います。


※想い出日記:2011年2月3日に投稿した内容です。