更新日:2021年3月2日
美白三原則を備えたシルク
美白の三原則とは
みずみずしくキメが整った美白色の肌は誰もが憧れる美しい肌。
この美白肌を保つには3つの要素が必要です。
1、紫外線を浴びない、カットすること
2、肌内の活性酸素、チロシナーゼの活動を抑制すること
3、肌が必要としている保湿成分(アミノ酸)を補う、保湿維持
この3つの要素、全て備えているのが『シルク』なんです。
シルクは、肌に塗ってよし、食べてよしの「肌の万能薬」とか、肌との構成がよく似ていることから「第二の皮膚」とも言われ、私達の肌にとって救世主的な天然素材といっても過言ではないのです。
紫外線によって攻撃される肌
シミやくすみの原因はご存知の通り “紫外線” の影響が大きいです。
たった3分浴びても肌の老化は進行すると言われ、その攻撃力は美白肌にとって目に見えない恐怖でもあります。
紫外線が肌へ影響を及ぼしたり、シミになるメカニズムは次の通りです。
紫外線を浴びる
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肌内で活性酸素が大量に発生する
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活性酸素を分解・吸収しようとしてチロシナーゼという酵素が活発に働きだす
↓
シミや黒ずみの原因となるメラニン色素を必要以上に作り出す
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紫外線によって肌内の水分が奪われターンオーバーが乱れる
↓
メラミン色素が完全に排泄されずシミやくすみとなって肌内の残る
海で紫外線を浴びて肌が黒くなる「日焼け」もこのようなことが肌の中でおこっているのです。
もしこの夏に紫外線をいっぱい浴びたら、数年後にはシミが表面へ出る恐れも十分あるのでご注意を!
また過去に紫外線を浴びてできた肌下のシミ予備軍は、7年後に肌表面に表れるとも言われ忘れたころにシミやくすみがやってきます。
さらに恐ろしさを付け加えると、過去にたっぷり日焼けをした経験がある人はちょっとした紫外線でもチロシナーゼが活発化しやすい記憶肌になり、シミができやすい肌環境を作ってしまったということです!
紫外線を浴びた肌を守る
日常生活で紫外線を100%浴びないようにすることはなかなか難しいことです。
しかし少しでも紫外線から肌を守ることが必要です。
そこでシルクの活用です。
美白の三原則=シルクの働きをまとめてみました。
紫外線対策
シルクはアミノ酸で構成させており、アミノ酸が紫外線を吸収する働きや繊維が光を散乱させる働きがあります。
シルクの肌着や衣類は、綿や化学繊維の物より紫外線カットを効果的にしますのでお奨めです。
化粧品用の場合は、シルクパウダーをおしろいとして利用されるとある程度の紫外線の侵入をやわらげ直接のダメージを防ぎます。
活性酸素やチロシナーゼの抑制
シルクには抗酸化作用があり、なんとビタミンCの3.8倍あると言われています。メラミン色素を出すチロシナーゼという酵素を阻害する作用があるのです。
この作用によってシミやくすみの元を抑えることになります。
保湿効果
シルクは18種類のアミノ酸から構成されており、シルク成分が溶けだしたエキスは肌が持っている天然保湿因子に非常に近い保湿成分となります。洗顔後は角質内にある天然保湿因子が奪われ肌が緊張していますが、シルクエキスを補えばホッと安心したような潤い感を与えます。
またエキスだけでなく粉末状のシルクを肌に載せると繊維特有の吸湿効果を発揮、つまり肌から蒸発する水分を吸収して逃がさないことで肌の潤いを保ってくれます。
以上、シルクの美白作用を簡単に説明しました。
文責:30年以上のベテラン化粧品営業師
新井貴信