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家蚕と野蚕シルクパウダーの違い

家蚕と野蚕シルクの比較図

画像は、家蚕(左側)と野蚕(右側)の見本です。

このページでは家蚕と野蚕シルクの違いについて

シルクフィール シルクパウダーのメーカーから頂いた資料や文献を参考にしながらわかり易く説明したいと思います。

クモみたいに糸を吐く昆虫はこの世に多く存在してますが、その分類の中にシルク糸を吐く昆虫がいます。

それは、「絹糸虫(ケンシチュウ)」と言われており、糸(シルク)の量が多く、繰り取りやすい鱗翅目(リンシモク※1)に属する昆虫です。

※1:チョウ目の旧称で、いわゆるチョウとガがここに分類されます。

 

絹糸虫は、『家蚕(カサン)』と『野蚕(ヤサン)』に大別され、これらの昆虫は大きさや形、食べ物も違い、当然吐く糸(シルク)や繭の形や色(右上の写真)も違いが見られます。

 

では、『家蚕(カサン)』と『野蚕(ヤサン)』の違いについて簡単に見ていきましょう。

家蚕(カサン)-カイコガ科でとれたシルク

食材の活魚には養殖と天然物がありますが、養殖に該当するのがこの家蚕シルクです。

 

カイコガ科の昆虫で、人工的に屋内で飼育されることから「家蚕(カサン)」と呼ばれています。

エサはくわの葉になり、数千年前から飼い馴らされ、現在でも世界各地で養蚕(蚕を飼育して繭を生産する)が行われ安定的な生産があります。

一般に流通しているシルク(絹)は、ほとんどこちらのタイプのシルクになります。

 

着物や絹靴下や下着、シルク配合の化粧品や健康食品など多種多用に使用されています。

野蚕(ヤサン)-ヤママユガ科でとれたシルク

食材の活魚でいえば、天然物に該当する野蚕シルクについて。

 

野外に放し飼いにし、自然のままに繭を作らせてそれを集めて、絹糸(シルク)の原料とします。

野外で飼育すことから「野蚕(ヤサン)」と総称してます。

 

エサは、クタギ、コナラ、カシワ、シラカシなどの葉を食物としてます。

この糸は天蚕糸(てんさんし)と呼ばれ、光沢があり太くて伸度があり、繊維質としても丈夫で手触りも良いなど、優れた特長があります。

家蚕糸と同様古い時代から珍重されています。

家蚕と野蚕シルクの形状比較

◆ 色

家蚕シルクの形状:白色  野蚕シルクの形状:黄緑色

◆ 断面

家蚕シルクの形状:円に近い三角形  野蚕シルクの形状:扁平な3角形

◆ 繊度(太さ)

家蚕シルクの形状:2.8~3デニール  野蚕シルクの形状:5~6デニール

◆ 伸度

家蚕シルクの形状:約2.2%  野蚕シルクの形状:約40%

 

それぞれシルクのアミノ酸組成も多少違いがあります。

※家蚕シルクと比べ、野蚕シルクはアルギニンとアスパラギン酸の数値が高いデーターが出てます。

 

まとめ

『家蚕(カサン)』と『野蚕(ヤサン』の違いについて簡単にまとめてみます。

・絹糸虫(ガ)が違う 

・食べ物が違う

・繭やシルクの形状が違う 

 

そして最後に気になるシルクパウダーの効能の違いについて

シルクの特長や効能は次ぎの通りです。

 

● 吸湿性や放出性があり適度な保水性を持っています。(保湿成分)

● 紫外線反射もありUVカットする。

● 抗菌性があり肌のバリア機能を高める。

 

以上がシルクの代表的な効能なのですが、家蚕より野蚕から摂れるシルクの方が1.2割ほど効能が高いように思われます。

 

食品で例えるなら、天然物の方が養殖物より深みの味があり美味しいといった感じでしょうか。

最後に肌への優しさは、どちらのシルクも同じレベルと思います。

肌への親和性は高いですが、全ての方に安全であるとは断言できません。

人によっては合う合わない事例があり個人差があります。

 

以上、家蚕と野蚕シルクの違いについて説明させて頂きました。

どちらのシルクを使うのか、メーカーのこだわり方や指針により決まります。

 

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