成分の配合基準

更新日:2022年04月26日

シルクのスキンケアを引き出す成分構成とは

SILKの潤い

シーエルケイはシルクの魅力である優しさと自然な潤いを最大限引き出したスキンケア化粧品です。

そのために、シルクと相性のいい成分を厳選して配合し、逆に特長を消してしまう合成成分は全て不使用にしました。

この章では、原料である繭とシルクを活かす配合基準、そしてシーエルケイシリーズに配合されている全成分について説明します。


原料は上質まゆから抽出したシルク成分

蚕と繭

シーエルケイ(SILK)化粧品に配合しているシルク成分は、人の手で大切で育てられた上質な繭玉から抽出した加水分解シルク(セリシン抽出液)を配合しています。

セリシン抽出液の製法は、採取した繭を酸またはアルカリ水溶液(イオン水)をつかってセリシンのみを抽出、その後にろ過して不要物質を取り除きます。精製された加水分解シルクは、アミノ酸がたっぷり含まれているので黄褐色で特質な匂いの液体になります。
イメージするなら、昆布やかつお節からとったダシ汁のような感じです。

原料としている繭は国産ではありませんが、日本企業と提携した農園で養蚕(ようさん)、日本と同じ遺伝子をもつカイコを、規格に合わせた環境基準のもとで育てた繭を使用しています。
(中国、タイ、ブラジル)

蚕と桑の葉

養蚕のカイコは環境にとても繊細な昆虫で、農薬や公害があるところでは育ちませんし繭も作りません。またカイコは美食家でもあり、エサとなる桑の葉が新鮮で上質なものでなければ食べません。

桑の木は、野菜や果実ではありませんので除草剤や農薬の必要もなく、剪定さえすれば立派な葉が育ちます。「無農薬」という宣伝文句については、人間の食材と同じ土俵に持ち上げること事態が滑稽なPRです。

何千年もの間に家畜され続けたカイコは、人間によって進化させられ、今や人が世話をして住みやすい環境を整えてあげないと生きていけないほど家畜化100%(※1)になった昆虫でもあるのです。
(※1)自然界に放したら自らの力で生息できない。参照サイト:Wikipedia

養蚕(ようさん)はどこの地域、国であっても繊細で丁寧にそして良い環境で飼育しなければなりません。養蚕家にとっては「無農薬」はあたり前のことで、「無農薬」だとか「無公害」などを販売者が誇張したり差別化すること自体がおかしな話であって、国産の繭を原料にすれば肌にいいシルク化粧品、国外の繭は国産より落ちるという見方は間違っています。

イメージPRをとるか、シルク化粧品の機能性や質をとるか、私なら後者を選択します。


シルクを活かした8つの無添加

シルクの機能性や特長が肌に伝わり、スキンケアの役割を担わなければ『シルク化粧品』とは言えません。

その為にシーエルケイの場合は、シルクの優しさや保湿性を消してしまう成分は全てカットしています。

例えばオイル系を配合していると、シルクらしい潤い感も特長も消されてしまいます。

シルクを活かす8つの無添加

◆ 旧表示指定成分(102種類)は無添加

◆ 石油系界面活性剤は不使用

◆ オイル、鉱物油はフリー

◆ アルコール(エタノール)は無添加

◆ 合成香料、合成色素は無添加

◆ クレンジングジェルは洗浄剤を無添加

◆ パラベンは無添加


旧表示指定成分とは

2001年の薬事法改正により、現在は化粧品に配合されている成分は全て製品に表示しなければなりませんが、 それ以前は、化粧品成分の2.3千種類のうち「ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれのある成分」と定義された102種類の成分( 防腐剤、界面活性剤、酸化防止剤、香料、色素等)を配合した場合のみ、パッケージや容器に表示する義務がありました。

この102種類の成分を当時は『表示指定成分」と読んでいました。

※パラベンについて
パラベンは防腐剤の総称で、詳しくはパラオキシ安息香酸エステル類といって、いくつかの種類があります。 このパラベンも悪者扱いされるケースがただありますが、化粧品だけでなく食品や飲料などにも使用され全てのパラベンが悪いとは言えません。 今はより安全性の高いパラベンも開発され、化粧品販売者による誇大表現に惑わされないことも大切かと思います。
シーエルケイ化粧品には配合しておりませんが、防腐補助剤としてフェノキシエタノールを配合しています。


石油系界面活性剤とは

界面活性剤もパラベンと同様に悪者扱いされますが、自然界にも存在し安全性の高いものもあります。

水と油を混合させる目的や洗浄剤、各成分の乳化剤・ 可溶化剤、保湿成分などとして使用されます。


石油から作られた合成界面活性剤
(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸Na、エデト酸塩、トリエタノールアミン、 ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸塩、ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸トリタノールなど)

ちなみに、界面活性剤の分類として・天然系・植物系・石けん系・脂肪酸系・アミノ酸系・高級アルコール系・石油系とあります。 


アルコール、オイルとは

化粧品に使用されているアルコールとは、一般的に「エタノール」のことを言います。 さわやかな清涼感と殺菌効果があり、よく利用されますが敏感肌の方にはお奨めできません。 

オイルとは、石油系からなる鉱物油や植物や動物などから抽出された●●オイルを言い、化粧水、乳液、美容液やクレンジング等に使用されている保湿成分やクレンジングではメイク落としの洗浄機能成分として利用されます。


合成の香料、色素とは

合成の香料は鼻粘膜を通してアレルギーを起こすことも考えられます。赤色●●号、青色●●号などの合成色素は浸透性がつよく刺激性があるとも言われています。


SILK化粧品シリーズの配合成分について

クレンジングジェル
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素肌ソープ
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素肌ローション
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保湿ローション
保湿ローションの配合成分表示
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監修者:30年以上のベテラン化粧品営業師
新井貴信